【zoom】2020 年度3年生保護者座談会 報告

例年5月に行っている保護者座談会ですが、今年度は新型コロナウイルスによる休校などもあり、PTAのご協力の元、zoomでの開催となりました。元々は保護者の方々が走りすぎて子供たちのプレッシャーにならないことが大事だということを伝える会としてはじまったこの3年生保護者座談会。5年ほど前から「受験のことがわからなすぎる!」「もっと早く聞きたかった」という保護者のニーズを受け、1学期の早い時期に開催するようになりました。

今年は夏休み初日の8月1日(土)18時から1時間(一旦終了したあと40分くらいぶっちゃけトークになってしまいましたが)行いました。40名近い方にご参加いただき、ありがとうございました。感想アンケートを頂きましたのでシェアします。

1:とても満足 2:満足 3:まぁまぁ 4:不満足 5:とても不満足

頂いたご感想

・お忙しい中、非常に役に立つ生の情報満載の座談会を開催していただき、本当にありがとうございました!とても勉強になりました。

・初めてのオンラインでしたが先輩お母さんのお話がいろいろ聞けてよかったです。最後の塾推薦?の話は衝撃でした。きっと大手の塾ですよね。

みなさんと心配、不安を共有できて 良かったです。迷ってる部分がクリアになりそうな予感です。

・大変参考になりました。特に時間外で話に出た話題(塾推薦)は、今迄聞いた事がなかったので聞けて良かったです。

・私立高をどのように絞っていけばいいかが雲をつかむようでしたが、今回の座談会でいくつかヒントを頂く事ができました。ありがとうございました。

・自分も事前にもっと準備(質問など)しておけばよかったなと思いました。 途中、高校生の先輩が登場してくれて率直な意見が聞けてよかったです。(オンラインならでは?!)

・今回は制約のある中での座談会を本当にありがとうございます。 ご登場の先輩方が優秀なんだろうなぁ、家はまた違うかな?と、少し心配にもなりましたが、色々なパターンをご紹介頂いた事で、多少の安心感も生まれました。 惜しいな、と思った点は、おそらく例年だったら、より多くの保護者からの意見や質問が出て、共感したり感心したり…情報が更に集まっただろうという点です。 うちの場合は都立希望でしたが、先日、私立の説明会に参加して、校内も見られて先生方ともお話し出来た事で、母子でとても良い印象を受けました。(先生から励ましのお言葉まで頂きました) 説明会はなかなか難しいかもしれませんが、個別に校内を見学させて頂いたり、実際に足を運んで見てみるのが一番良いな、と思います。

・参考になりました!高中の学校支援のログインも知らなかったので是非読んでみます。井草中のホームページも覗いてみたいと思いました。高中の卒業生の進学先の分布も知りたいなぁと思いました。

・第一子のため、初めての受験生を抱える保護者です。コロナのため、学校公開の人数制限や中止と情報が限られているため、経験者のお話が聞けてよかったです。

・いろいろ興味深いお話が聞けて良かったです。参考になりました。

・支援本部の方、卒業生の保護者の方が丁寧に説明して下さり、分かりやすかったです。参加の保護者の方からは他のお子さん達の現在の動向の様子のお話などもあり、興味深く聞かせて頂きました。予定時間が終了してからの後半のお話も(聞いているのみでしたが)参考になりました。

・初めての受験で分からない事も多く、受験経験者の保護者の方の貴重なお話を伺うことができ、とても有意義な時間でした。今回、このような機会を設けていただき、ありがとうございました。もし、またこのような機会がありましたら、ぜひ参加したいと思います。

・今年はイレギュラーな事が多くて、不安が多い中でしたが、少し気持ち的に楽になりました。

支援本部から

支援本部のメンバーは、子供たちが大学生や社会人などに成長した先輩ママの集まりです。通り過ぎて思うのは、高校受験は最終目的ではなくて、通過点でしかないということ。第一希望にはいったものの、自分の思い描く高校ではなかったという子、希望した高校ではなかったけれど、入ってみたらすごく自分にあっていていいお友達ができて充実しているという子。本当に様々です。どんな結果だったにせよ、保護者は子どもたちが一歩自分で踏み出す後押しに徹してもらいたい。そんな気持ちをお伝えしたく、毎年行っています。通り過ぎたからこそわかるそんなメンバーからのメッセージを掲載します。

●息子の受験の時、私は彼に寄り添ってあげることが出来ませんでした。先走り、かなりのプレッシャーを彼に与えていたことに、彼が体調を著しく崩してから気付きました。
親が望む受験をしなくては、とどこかで思わせてしまっていた様です。
結局、全く考えていなかった私立の男子校に進学したのですが、意外に性に合っていた様でした。そこまでを振り返り、当時自分が全く息子のことを分かっていなかったことに気付き、愕然としました。
高校受験は貴重な人生経験だと思います。自分と向き合ういい機会です。高校選ぶ時に、一度立ち止まって、自分は高校で何がしたいのか、あるいは、自分は何が好きで、何が苦手なのかなどを突き詰めて考えることはとても有効だと思います。
そして大事なのは、それをお子さんが自分で見つけることだと思います。ぜひ、保護者の皆さまもお子さんの歩幅に合わせて、見守ってあげてください。
支援本部では、先輩からのアンケートを職員室前の廊下に設置しています。学校見学や説明会がなく、悩ましい状況かと思います。保護者の皆さまも学校に来た時にアンケートを見てみてください。とても参考になると思います。

●スイッチがはいる時期は本当にその子により様々です。中3でもはいらず、高3でも入らず、将来やりたいことが様々な社会人と出会う大学時代に急に見つかり、思いもよらぬ方向にスイッチが入る子もいます。そもそもこれからの世の中は親世代が想像もしていなかった職業形態や働き方になりますよね。親テンプレートでは測れない世の中に変わりました。
中3時代はまわりの高中テンプレートに惑わされず、その子の自律を促す見守りに徹するのがよかったなぁと今更ながらに思います。(とはいえあせってまくし立ててはしまいますが)高校受験で人生決まるわけではないのが、これからの世の中なので、大きな気持ちで伴走してあげてください。